ショート
ショートとは売りポジションを作ることです。
対語はロングでこちらは買いポジションを作ることです。
××ショートというと××の売りポジションの取引が成立していることを指します。
つまりドルショートといえばドルの売りポジションを持っているということを言っているのです。
外国為替証拠金取引では外国通貨を買うロングの取引も、売るショートの取引もいずれも自由にできます。
売りの場合も、買いの場合と同様に何の制約もなくできるというのは外国為替証拠金取引の大きな特徴だし、ロールオーバーの制度が当たり前なので、ショートつまり売りポジションを持っても、買い戻し期日を考えず、ずーとショートポジションのまま持っていられます。
これは、本当に大きな特徴ですね。
いきなり、ショートつまり、持っていない外国通貨を売るところから始められるのが外国為替証拠金取引ですが、こういう、いわゆる空売りというのは、本来、一定期間後に買い戻すと言うことで実現するものです。
確かに、利益確定のために、やがて精算するわけで、その時に買い戻していることにはなりますが、決済を迫られることなく、空売りしたものを持っていられるのは、未だにちょっと不思議な気はします。
売りが自由にできない投資の場合、現物(買い)を押さえることができる、大口投資家が断然有利になるわけですが、外国為替証拠金取引の場合には、参入退出が完全自由で投資規模も直接投資の成否に影響しないので、個人が参加するのには最適な投資といえるでしょう。